かつて「ディズニー」といえばミッキーマウスとディズニーランドでした。
2006年ピクサー買収しましたが、ここまでは「トイストーリー」などキッズ向けの作品中心というか今までのディズニーのイメージでした。
しかし、2009年に「マーベル」。続いて2012年に「ルーカスフィルム」を買収して、一気に様変わりをしてきました。
マーベルは、スパイダーマンに代表される「アメコミヒーロー」、ルーカスフィルムは「スターウォーズ」を抱えています。
僕はスパイダーマンが好き、というか特殊能力を持っている人間、ヒーローが超人的な活躍をする物語が好きです。(日本だと特撮もその中に入ってきますが)
スターウォーズは初期3部作(4・5・6)でフォースとライトセーバー、ロボット(ドロイド)と宇宙戦争の魅力にはまって何度も見ました。(映画館でも見たし、テレビでもみたし、レーザーディスクでもみたし、最近改めてDVD、BDで見ました。)
「マーベルスタジオ」作品は、ディズニーが買収した後の「アベンジャーズ」含め、結構、映画館に足を運んで観て楽しませてもらい、どんどん続編が出てくるのを楽しみにしていたのですが「スターウォーズ」はディズニーが新三部作をスタートさせたものの最初の「スターウォーズ/フォースの覚醒」(2015)を観た感想は「これまでのスターウォーズ作品のおさらいをしたかったのかな」程度で新しい興奮も感動もなし。ただ、「最初はジョージルーカスへのリスペクトもあるからオマージュ的な展開させたけど、やっぱり、有名監督なんだから、2作目以降自由に想像もできないような、それでいてスターウォーズらしい物語を描いてくれるでしょうと思って、「スターウォーズ/最後のジェダイ」「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」も観たのですが、最終的な感想としては「これだったらわざわざ作らなくてもよかったのでは」でした。
結局、オリジナルが強すぎる、ジョージルーカスが強すぎると、そこを超えるということが難しくて結局、何をやってもオマージュになる罠から逃れられないのかもしれません。
ジョージルーカス、スピルバーグ、ジェームズキャメロンはすごいな。
と、ネガティブなことは言いつつも、やはり、スターウォーズサーガの一片であると言われてしまうと「ローグ・ワン/スターウォーズ・ストーリー」も観てしまうのですが。(「ハン・ソロ」は観ていない…)
ただ、やはり全ての新スターウォーズは、旧シリーズに負けてしまうというか「作らない方がよかったんじゃ…」「作らなくてもいいんじゃ…」という感想で、2019年にディズニープラスがサービス開始してオリジナル作品「ボバ・フェット」が配信開始と聞いても、「また微妙な気持ちになるのでは…」と思い、マーベル作品のオリジナル作品が出ているわけでもないので、ずっとスルーしていました。(マーベルスタジオは全て映画館で視聴済みでした)
そんななか、「ウォーキング・デッド」シリーズを再び追いかけ始めたところ(ネットフリックスにて)、なぜか「ファイナル・シーズン」の独占配信権がNETFLIXでもHULUでもAmazonPrimeVideoでもなくDisney+に決定。
なぜ?why?
子供向けでもSFでもないのに、ゾンビものをなぜ?
まぁ、ディズニーが権利をお金で買ったのだということですが、、、
(「スター」という新しいブランドをディズニープラスの中に作ったので、それの看板にしたかったようですが)
ちょっとサッカーファンが中継権(配信権)を今年はWOWWOWがとるのかDAZNがとるのかどこがとるのかで、契約する媒体、チャンネルを毎期選び直さないといけないという話を聞いたことを思い出したのですが、海外ドラマシリーズでもそんなことになるとは。
で、結局、ラストを観ないで収められないので、2022年7月、Disney+を契約しました。アプリ経由だと高いという話もあったのでWEBで申し込みました。
そして、待望の「ウォーキングデッド ファイナルシーズン」(シーズン11 三部構成 24話)を視聴!
ゾンビウィルスの問題はどうなるのか、リックは、、、みんなは・・・、そんなこれまでの伏線がどう回収されるのかドキドキしながら各話追いかけていったのですが、、、
話の筋以前に、ディズニープラスの視聴体験というかUIが悪いのが早々に気になりました。
本日(2023年2月)現在はもしかしたら改善されているのかもしれませんが
<ディズニープラスのUIで気になった点>
(1)あらすじ紹介…エピソードが並んでいる各話紹介の画面での各話あらすじ紹介が微妙。(ダリルと●●は強盗した」みたいな感じで英語直訳かつ、めんどくさがって要約というよりは、ものすごくがっつり短縮したみたいな片言のあらすじ。これはウォーキング・デッド以外もそんな感じです。Netflix等と比べてサービスとして練れてないのだと思います。)
(2)字幕のタイミング…字幕で見たいのですが、登場人物が喋り始めているのに、字幕が出てこない。遅れて出てくるので、セリフ冒頭が何を言っているかわからないので物語に入り込めない
(3)字幕と吹き替えの不一致…これはどっちかとOFFにすればいいのですが、吹き替えのセリフと字幕のセリフが違っていて気持ち悪い(これはもしかしたら地上波テレビとかでもあるのかもしれませんが。セリフは翻訳する人が意訳するから文字としては結構変わってくるところはあるのかなと思います)
(4)字幕の文字の調整が必要…これはウォーキングデッドに限ったことではないと思うのですが、字幕の文字の調整が面倒。文字のフォントの種類とか大きさ、色、縁取りとか選べるのですが、こんなのいちいち選ばせないで最適な字幕フォント、字幕サイズを提案してもらいたい。これもストレスでした。
(5)スキップできない…毎回のOPクレジットと最後のエンドクレジットを飛ばせない。(飛ばしづらい?)
(6)中断からの復帰が微妙…途中で時間が来て中断した時に、中断したところから再開できない。中断したところまで早送り、戻したりするのが微妙にやりづらい。
それまででNetflixが一番よく見ている動画配信サービスで、その使い勝手に慣れていたので、それが当たり前と思っていたのですが当たりまではありませんでした。Netflixはちゃんと研究してUIを磨き込んでいたのでした。
世界のディズニーなんだからもっと頑張れよと思いました。(ディズニーの資本力だったらできると思います)
もー、観ててずっとストレス。(話が進まないのもストレス。でもこれはディズニープラスさんのせいではない)
途中からずっと「Netflixで配信してくれればよかったのに」と思いながら観ていました。
そしたら第二部を観終わるころに、「10月からNetflixでもファイナルシーズン配信開始」の告知が。
まぁ、あるあるですよね。
結局、「ウォーキングデッド」は最終話までディズニープラスで見ました。
ウォーキングデッド自体についての感想は「とりあえず僕は見届けました」。この後、スピンオフ作品が発表されるのがどうかわかりませんが出たら見るだろうし、出なければそれはそれでいつか忘れていくのかなと思います。
「ウォーキングデッド」全体で言うと、中盤からは同じことの繰りかえしをしているようで、徐々にテンションは下がっていき、惰性で見ていた部分も否定はできないところです。かといって、途中で捨てるのは付き合った年数も長かったので捨てきれず。結果、もしかしたら人間にとって一番大事な「時間」を無駄に使ったかもしれません。でも見届けないと見届けないで後々まで気になる性格なので見るしかなかったなと、今では思っています。
ディズニープラスですが、「ウォーキングデッド」が終わって一応、加入した目的は達成したのですが、まんまと周囲に撒かれていた「スターウォーズ」という撒き餌にひっかかってしまい、「オビ=ワン・ケノービ」を観て、「マンダロリアン」を観て「ボバ・フェット」まで観てしまいました。
面白かったです。
それで勢いに乗って「キャシアン・アンドー」も見始めたのですが、これは途中でよくわからなくなって脱落。やはり、宇宙戦争とかジェダイとかかっこいいものが出てこないと盛り上がりません。暗い映像がただただ続いても観続けるのは難しい。
で、実写ドラマはネタ切れになってしまったので、なんとなくCGアニメ「バッド・バッチ」を見始めたのですが、これにすぽーんとハマって現在配信されているところまで完全視聴(2シーズン)。クローン兵士という「代わりのいる存在」という微妙な立ち位置のキャラが主人公かと思っていましたが、かなりの腕利きの傭兵たちの物語で、異端のクローン、クローンらしくない個性的なクローンが魅力で、かっこいいし、強いし、賢いというとても魅力的なチームで一気に見てしまいました。
「スターウォーズ:クローンウォーズ」にも出てきているということなので、そちらも追いかけてしまいそうです。
とりあえず、今は箸休めに「スター・ウォーズ:テイルズ・オブ・ジェダイ」を観ています。
そういえば・・・
Disney+で、ザ・ディズニー、純粋ディズニーな作品をまだ一本も見ていない…